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2017.12.01
流体筋膜論
まっすーです。
僕が施術を行う上で
常に基準としている考え方の一つに
「流体筋膜論」というものがあります
人間の身体はたまねぎのように
何層もの膜が折り重なって出来上がっています。
皮膚
筋膜
関節包
骨膜
などなど
その膜組織の間は隙間があるわけですが
この隙間は空洞なわけではなく
リンパ液と言われる液体で満ちています。
このリンパ液は
静脈に取り込まれなかった体の老廃物を
代わりに運搬してくれます。
さらにこの老廃物をキレイにしながら
静脈へと返してくれる
身体の洗濯機のような役割を果たしています。
さらにいうなれば
細菌などから体を守る免疫システムとしても
働いているので
皆さんが風邪をひかずに元気に過ごせるのは
筋膜の間をリンパ液が淀みなく流れているから
ということが出来ます。
さて、リンパ液の特徴として
熱を持つと粘り気が出る
というものがあります。
打撲して炎症が起きている傷口から
滲みだした液体って
ドロッとしてますよね
あんな状態が体内でも起こるのです。
通常さらっとしたリンパ液が
何かの影響で熱を持ちドロッとしたら
どうなるでしょうか。
そう、流れが悪くなり
そこに老廃物がたまるわけです。
人体にとっての老廃物は
発痛物質や炎症物質を含んでいるので
リンパの流れが悪くなった箇所は
炎症と痛みを引き起こし
さらなるリンパ液の停滞を…
という流れ。
つまり、筋膜が癒着したり
疲労がたまるとリンパ液の停滞が起こり
様々な症状を引き起こすという理論
これを
流体筋膜論といいます。
さて、問題の起きている個所に
キネシオテーピングをするとどうなるのでしょう
テーピングされたことがある方は
分かると思いますが
貼られた部分の皮膚にわずかにしわが
出来るはずです。
実はこのしわが
皮膚と筋膜を持ち上げ
空間を作り出し
停滞しているリンパ液や発痛物質を
流していくのですねぇ。
ただ貼っただけで
楽になっていくのには
こういうメカニズムがあったわけです。
だから発痛物質がそこに溜まってるのであれば
腰痛だろうが胃痛だろうが楽になるのです。
んー。。
えらいマニアックな内容になってしまった。。
それではまた
次回のブログでお会いしましょう。
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